Gemini CLIを使ってWebアプリを開発してみた話

最近はAIの発展がすごいですね。

以前からvscode拡張のGitHub Copilotをアプリ開発で活用したりしていたのですが、今回はGemini CLIを使って開発してみたので、使っての感想などを書いていけたらと思います。

作ってみたサービス

今回は Knowledge Visualizer というサービスを作ってみました。

一応サービスのURLは載せておきますが急に閉じる可能性があるので、使っていただける方はその点ご了承いただければと思います。

KnowledgeVisualizer

Gemini CLIの導入

Gemini CLIにインストール方法はみなさん記事にされているのでそちらを参考にしていただければと思いますが、Node.jsがインストールされている方は以下のコマンドを入力すればインストールは完了します。

npm install -g @google/gemini-cli

以下のコマンドで起動します

gemini

また、今回私は特に課金せずに無料の範囲で開発しました。

開発開始

Gemini CLIで具体的に実施してもらった作業は以下です。

  • フロントエンド・バックエンドの実装
  • Azureの環境構築のためのTerraform関連ファイル作成
  • 要件定義書の作成
  • デプロイ手順の作成
  • エラー対応

正直なところちょっとした修正以外はコードを書いていません。ほぼ全てを日本語で指示しただけです。


今回開発していてすごいなと思ったのが、マイクロサービスアーキテクチャのように各サービスがAPIを利用して動くようなプロジェクトでも各サービスで必要な変更を行なって開発してくれたところです。

フロントエンドはAngularによるSPAで開発を依頼していたのですが、Geminiにこういう機能が欲しいと伝えるとバックエンドの実装まで同時に行ってくれました。

エラーが出ることももちろんありますが、エラーメッセージを入力すればそれを元に改善もしてくれます。

機能を開発するだけならエンジニアがコードを書く必要はないなと思いました。

ただし細かいところはエンジニアが指示を出さないといけない部分もあると感じていて、機密情報を扱うような環境変数の部分がハードコーディングされている状態だったり、リファクタリングの指示をしないと人間が後で見るにはみづらいコードになっているなと感じました。


もう一つ使っていて良いなと思った使い方が、ドキュメント生成です。

仕事でも面倒に感じるプロジェクト概要だったり、ローカル環境構築手順、デプロイ手順などはプロンプトで命令するだけですぐに作ってくれるので、人間はそれをレビューするだけですみます。


またこれは感覚的な話ですが、無料版の制限でgemini-2.5-proが使えなくなった後のflashになると精度が悪くなるなというのも感じました。ファイルがうまく書き換えられない?などで永遠に処理が続いているようなことがあったりもしました。

さいごに

実際にアプリをAIに作らせてみて、自分でコードを書かなくてもアプリが作れるなと実感しました。

それと同時に細かい指示をエンジニアができないといけないなとも思いました。

今後もできれば今回作ったアプリを継続してアップデートできればと思います。

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